日本の訪問看護における移動の概念分析

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  • ニホン ノ ホウモン カンゴ ニ オケル イドウ ノ ガイネン ブンセキ

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目的:日本の訪問看護における移動の概念分析を行い,定義と構成概念を明らかにする. 方法:日本国内で発表された31文献を対象としRodgersの概念分析法で分析を行った. 結果:9つの属性:【ひとりで次々と利用者宅へ移動し看護を提供】【臨機応変な判断に続く移動】【利用者の状況を推し測り時間を意識して移動】【時間が足りない切迫感と事故のリスク】【長距離の運転と負担】【悪条件の中で状況判断しながらの移動】【駐車場所確保の労力と残る不安】【不便な駐車場所からの移動の負担】【訪問のあい間に移動と重なり合う業務や休憩】,11の先行要件,6つの帰結が抽出された. 結論:日本の訪問看護における移動とは,「地域の交通事情の影響を受けながら最適な訪問スケジュールを検討し,安全に移動するための取り組みを経て,臨機応変な判断を行いながら時間を意識し,ひとりで次々と利用者宅を訪問して看護を提供するプロセス」と定義された.

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