椅子型体動センサを用いた会議中の体動と心理的安全性の関係性調査

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本論文では,会議中の会議参加者の体動と心理的安全性との関係性を調査する.実際の会議において,会議参加者に負担を与えずに自然な動きを収集するために,椅子型体動センサによるシステムを用いて複数人のデータを同時に収集した.また,会議後に心理的安全性に関するアンケートを回答してもらい,心理的安全性スコアを算出した.そして,得られたデータから頷きの回数や平均,最大値,分散,周波数変換後の最大周波数といった特徴量を抽出し心理的安全性スコアとの相関関係を調査した.結果は,頷きの回数と心理的安全性スコアとの相関は 0.327,体の左右移動の分散と心理的安全性スコアとの相関が 0.331 とあまり良い結果は得られなかったが,頷いた回数が特に多い参加者の心理的安全性は高い傾向にあることが確認できた.また,会議参加者の役割や種類によって会議参加者の行動と心理的安全性との関係が変化する可能性を示唆している.

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