採卵養鶏におけるアニマルウェルフェア対応とその課題

書誌事項

タイトル別名
  • サイラン ヨウケイ ニ オケル アニマルウェルフェア タイオウ ト ソノ カダイ

この論文をさがす

説明

近年,世界各国において産業動物のアニマルウェルフェア(AW)への取組みが急速に進んできた。国際獣疫事務局(OIE)がその活動方針の一つとしてAWを取り上げ,2000年以降動物種別にその基準作りに着手したことがこの動きを加速した。しかしながら,OIEにおいては採卵鶏のAW基準だけが未だ採択されていない。一方,EUを中心として採卵鶏のAW対応のため,従来型ケージシステムからエンリッチドケージシステムへ,あるいは非ケージシステムへの飼養形態が増え,問題点や課題が報告されている。このような状況の中,わが国では農林水産省により改めてOIE基準に沿った畜種ごとの「飼養管理に関する指針」が作成・公表されようとしている。ここでは,OIEの採卵鶏AW基準の最新案およびAW対応に関わる各飼養システムの課題について文献情報をもとに紹介,考察する。

収録刊行物

  • 鶏病研究会報

    鶏病研究会報 58 (3), 109-125, 2022-11

    つくば : 鶏病研究会

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ