被災地支援ボランティアへの参加が大学生の災害自己効力感に及ぼす影響――令和6年能登半島地震の被害を受けた能登町での活動を通じて――

書誌事項

タイトル別名
  • Effect of the Disaster Self-Efficacy Among University Students Through Participation in Volunteer to Support Disaster-Stricken Areas:Volunteering in Noto Town on Noto Peninsula Earthquake in 2024

説明

本研究では、令和6 年能登半島地震被災地での災害ボランティア活動を通じた大学生の災害に対する意識の変化を把握することを目的として、災害自己効力感尺度を用いてボランティア活動前後の大学生の災害に対する自己効力感の変化を把握した。加えて、活動前後の経験や学びの変化についてアンケートおよびヒアリングにより災害自己効力感尺度の変化に関する意味づけを行った。調査の結果、活動後に災害自己効力感尺度の複数項目で値が向上した。活動前に期待していた経験・学びが得られた学生と得られなかった学生がいたが、学生の多くは活動を通じて被災地で生じている様々な事象への理解度と解像度が向上していることが推察できた。被災状況の観察・省察が「自己対応能力」の向上、グループ活動の経験や地域コミュニティと接点が「対人資源活用力」の向上に寄与したことが推察できる。

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