FZ法によるルチル単結晶の育成に対する微量不純物の添加効果
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説明
ルチル(Tio2)単結晶を融液から直接育成する場合、小傾角粒界の発生と、高温での還元による着色が問題となる。前者は屈折率変動を、後者は光透過率の低下をまねき、いずれもルチルを光学材料として利用する際の大きな障害となる。これまでに我々は、FZ法によりルチルを育成する場合、小傾角粒界の発生を抑制するためにはZrO2の添加が、脱色のための酸化熱処理時間の短縮には、Sc2O3の添加が、それぞれ有効であることを明らかにしてきた。ここでは、新たに少量のAl2O3を添加した場合の結果を紹介するとともに、これらの不純物がルチル結晶中で果たす役割について議論する。
収録刊行物
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- 日本結晶成長学会誌
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日本結晶成長学会誌 19 (1), 17-, 1992-06-25
日本結晶成長学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050282676641244800
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- NII書誌ID
- AN00188386
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- ISSN
- 21878366
- 03856275
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- HANDLE
- 2115/73405
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- conference paper
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- データソース種別
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- IRDB