フランス知識人が見た日本の大陸・植民地政策 (一) ─満州事変前後を中心に─

書誌事項

タイトル別名
  • Japanese Colonial and Continental Policy as Seen by French Intellectuals : Around "Manchurian Incident"

抄録

本論文では、満州事変前後を中心に、日本大陸政策・植民政策に対するフランス知識人の見方を調査・分析する。列強の政府と政治エリートが、満州への日本の拡大・進出を「侵略」と批判した時、欧米の世論とメディアはほとんど全て反日になった。フランス政府も日本の政策を非難したが、知識人の一部、主に右翼評論家は、日本の行動を支持、弁護していた。本論文は主に、中国国内の「無秩序」とソビエト・ロシアの「赤い侵略」を非難する一方、日本を「秩序の代表」と見なしたフランス人政治評論家・法学者の著作を検討する。

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