外来におけるⅠ型糖尿病患者の理解 : セルフケア不足理論を用いて

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タイトル別名
  • Understandinf of Patient who has Type 1 Diabetes Melitus in Outpatient Care : Using Self-Care Deficit Theory of Nursing
  • 外来における1型糖尿病患者の理解--セルフケア不足理論を用いて
  • ガイライ ニ オケル 1ガタ トウニョウビョウ カンジャ ノ リカイ セルフケア ブソク リロン オ モチイテ

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抄録

外来において、青年期の1型糖尿病患者にオレムのセルフケア不足理論を用いたアセスメントを実施し、患者理解を試みた。その結果、①発達課題への対処や人生設計において、不安や葛藤、ストレスや孤独感により自己概念の修正が困難となる危険性、②低血糖症状の出現と合併症の危険性、③再び不規則な生活となる可能性、という3点が看護問題として明らかになった。セルフケア不足理論は、患者のセルフケア能力も評価したうえでセルフケア不足を明確にでき、患者の社会的側面や発達上の課題に伴う自己概念の修正についての深いアセスメントが可能であった。外来看護では、その時その時の細やかな情報収集と患者理解が重要である。

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