書誌事項
- タイトル別名
-
- The phase transition of H2O-NaCl system at low temperature - The supercooling phenomena of seawater -
- H2O NaClケイ ノ テイオン ソウヘンタイ カイスイ ノ カレイキャク ゲンショウ
- エイチツーオーエヌエイシーエルケイノテイオンソウヘンタイカイスイノカレイキャクゲンショウ
この論文をさがす
説明
P(論文)
純水とNaCl を溶かした塩水について低温で示差熱分析(DTA)を行った。すべての試料について極端な過冷却現象が見られた。高純度水は-30℃で、水道水は-20℃で氷った。100g の高純度水にNaCl を30g まで溶かした塩水を冷却した場合には氷は徐々に析出しないで、過冷却された共晶点で一気に(氷+溶液)となり、さらに低温で、その溶液が(氷+NaCl・2H_2O)の混晶として析出する2 段階変化を示した。しかし、その後の昇温では2 成分の共晶点をもつ相図通りの温度で連続的に溶液に戻った。海水から海氷はできにくく、逆に融けて海水に戻るのは簡単であることがわかった。 純水とNaCl を溶かした塩水について低温で示差熱分析(DTA)を行った。すべての試料について極端な過冷却現象が見られた。高純度水は-30℃で、水道水は-20℃で氷った。100g の高純度水にNaCl を30g まで溶かした塩水を冷却した場合には氷は徐々に析出しないで、過冷却された共晶点で一気に(氷+溶液)となり、さらに低温で、その溶液が(氷+NaCl・2H_2O)の混晶として析出する2 段階変化を示した。しかし、その後の昇温では2 成分の共晶点をもつ相図通りの温度で連続的に溶液に戻った。海水から海氷はできにくく、逆に融けて海水に戻るのは簡単であることがわかった。
収録刊行物
-
- 千葉科学大学紀要
-
千葉科学大学紀要 4 59-63, 2011-02-28
銚子 : 千葉科学大学
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1050282676663720064
-
- NII論文ID
- 110009585909
-
- NII書誌ID
- AA1230240X
-
- ISSN
- 18823505
-
- NDL書誌ID
- 11018582
-
- 本文言語コード
- ja
-
- 資料種別
- departmental bulletin paper
-
- データソース種別
-
- IRDB
- NDLサーチ
- CiNii Articles