小中連携からみる体育・保健体育のあり方について : 運動領域の系統性を中心に

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タイトル別名
  • ショウ チュウ レンケイ カラ ミル タイイク ・ ホケン タイイク ノ アリカタ ニ ツイテ : ウンドウ リョウイキ ノ ケイトウセイ オ チュウシン ニ
  • A Study of Teaching Methods in Elementary School and Junior High School Collaboration in Physical Education: Focusing on the System of Sport Competence

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抄録

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平成27年6月に参議院本会議にて「小中一貫教育を行う新たな学校の種類の制度化」が盛り込まれた「学校教育法の一部を改正する法律案」が可決,成立し,平成28 年4 月から「義務教育学校」が新たな学校の種類として規定された.本稿ではまず,この法律案が成立するまでの過程について時系列的に整理を行った.また,この小・中学校の一貫教育,あるいは連携といった視座は,今後より重視されていくことが推察される.そこで,本稿では体育・保健体育の教科を取り上げ,そこにみる運動領域が小学校から中学校へとどのように系統立てられて展開しているのかを明らかにした.小学校段階で終わり中学校には続かない技,似たような表現ではあるが内容的には異なるもの,さらには中学校初出の運動などは小学校段階でどのように対処すべきなのか,などについても言及した.今後の小・中学校の連携が進む中で学習課題の共有という視座の一助になればと考えている.

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