銚子半島における地下水の硝酸態窒素濃度の現状 (2014年12月-2016年7月調査)

書誌事項

タイトル別名
  • Nitrate-Nitrogen Concentration in Groundwater of Choshi Peninsula (Decenber 2014 -July 2016)
  • チョウシ ハントウ ニ オケル チカスイ ノ ショウサンタイ チッソ ノウド ノ ゲンジョウ : 2014ネン 12ガツ-2016ネン 7ガツ チョウサ

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説明

千葉県銚子周辺は農業が盛んであるため、硝酸性窒素による地下水の汚染が問題となっている。本研究では、畑作が盛んな銚子市の地下水における硝酸態窒素汚染の状況を把握することを目的に、銚子市内の2ヶ所の井戸および4ヶ所の湧水において2014年12月から2016年7月に水質調査を行なった。畑地が広がる台地下の2ヶ所の湧水の硝酸態窒素は地下水基準10 mg/Lを超える値(最大で18 mg/L)を示した。一方、利根川沿いの低地に広がる銚子市街地の井戸水の硝酸態窒素は4 mg/L以下であった。市街地の井戸は硝酸態窒素の流入源と考えられる畑地から離れているため、低い値を示したと推察する。この結果は、一部の湧水が畑地からの浸透水に含まれる硝酸態窒素の影響を受けている可能性を示唆した。

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