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- 蒸しタオルを使用した背部温罨法による生体への影響
- ムシ タオル オ シヨウ シタ ハイブオン アンポウ ニ ヨル セイタイ エ ノ エイキョウ
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Description
清潔ケア時、背部や腹部に蒸しタオルをあてることは日常的によく行われている。背部への蒸しタオルを使用した温罨法による生体への影響については、皮膚温の上昇や血流量の増加、交感神経系の活動を抑制することが報告されている。本研究では、蒸しタオルの上に電気温パックをあてて、タオルの温度低下を防ぎ、被験者(男性2人、女性5人)の体位を左側臥位として温罨法を実施した。背部の血流は、施行前に比べ3倍となり、皮膚温も5.88℃上昇し、罨法除去後20分で基準値に戻った。左側臥位で下側となった左手手掌の皮膚温や血流量は背部に比べてわずかな上昇であった。罨法貼用後10分で体温、血圧、脈拍ともに上昇したが生理的許容範囲であった。血圧、脈拍の変動には個人差があった。温冷感は貼用後全員が温かいと感じ、快適感は快適、不快、どちらでもないにわかれた。
Journal
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- 島根県立看護短期大学紀要
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島根県立看護短期大学紀要 7 21-27, 2002-03-31
出雲 : 島根県立看護短期大学
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1050282676665601152
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- NII Article ID
- 110004870135
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- NII Book ID
- AN10567675
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- NDL BIB ID
- 6278556
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- ISSN
- 13419420
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- Text Lang
- ja
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- Article Type
- departmental bulletin paper
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- Data Source
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- IRDB
- NDL
- CiNii Articles