原発性尿管腺癌の1例: Primary adenocarcinoma of the ureter

HANDLE Web Site オープンアクセス

書誌事項

タイトル別名
  • Primary adenocarcinoma of the ureter: report of a case

この論文をさがす

抄録

患者は66才, 男性。無症候性肉眼的血尿を主訴に受診, DIPでは左水腎症を認めたが尿管の抽出が不良であったため, retrograde pyelography(RP)を施行した。RPでは, 第5腰椎レベルで左尿管の狭窄を認め, 腎瘻増設を兼ねて行ったantegrade pyelographyではRPと同様に, 第5腰椎レベルで狭窄を示していた。同時に施行した軟性腎盂鏡では狭窄部位に一致して白色の腫瘍を認めたため, 生検を施行した。病理組織検査の結果はadenocarcinomaであった。原発性尿管腺癌(T2, N0, M0)の診断にて左腎尿管全摘除術を施行した。本症例はわれわれが調べえた限りでは本邦12例目であった。(著者抄録)

収録刊行物

  • 泌尿器科紀要

    泌尿器科紀要 53 (9), 645-648, 2007-09

    泌尿器科紀要刊行会

キーワード

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ