腎腫瘤性病変の診断における造影超音波検査の有用性

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タイトル別名
  • Efficacy of contrast-enhanced color Doppler ultrasonography for the diagnosis of renal mass lesions

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説明

腎腫瘤性病変8例を対象に, 新しい超音波造影剤(Levovist)を使用し, 造影超音波検査を施行し有用性を検討した.その結果, 通常のカラードプラ法に比べ腫瘤血流が明瞭に診断され, 診断能の向上を認めた.腎細胞癌の造影超音波検査は, 腎実質及び腫瘍のエコーシグナルが増強し, 造影効果を認めた.形態学的に特徴のある嚢胞型腎細胞癌では, 通常の場合は確認が不充分だが, Levovistを使用した場合は全例確認できた.又, 腎盂癌の造影超音波検査では造影効果は認めなかったが, 腎実質側はカラーシグナルの増強を認め, 腫瘍の血流動態が鮮明になり血流分布を把握できた

収録刊行物

  • 泌尿器科紀要

    泌尿器科紀要 47 (5), 299-302, 2001-05

    泌尿器科紀要刊行会

被引用文献 (3)*注記

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