自律神経過反射の臨床的検討
書誌事項
- タイトル別名
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- Clinical studies of autonomic hyperreflexia
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説明
25名の自律神経過反射を示す脊髄損傷者を対象として検討した.(1)脊髄損傷レベルでは第5胸髄以上が19名(76%), 第6胸髄以下が6名(24%)であった.症状の発現時期は受傷後1年以内が20名(80%)と最多であった.症状は発汗, 頭痛, 悪心などであった.(2)血圧を同時測定しつつ膀胱内圧を測定した.収縮期, 拡張期血圧ともに, 膀胱最高容量時では注水前より有意に上昇し, 排水後は最高容量時より有意に下降した.レギチン負荷後に同様の検査を施行したが, 血圧の上昇率はコントロール値の2/3に軽減した.(3)治療は間欠導尿や経尿道的括約筋切開術で排尿効率の改善をはかるとともに, α-交感神経遮断剤(POB)や交感神経節遮断剤(インスリン)を併用して, 22名(88%)で有効であった
収録刊行物
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- 泌尿器科紀要
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泌尿器科紀要 31 (7), 1143-1149, 1985-07
泌尿器科紀要刊行会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050282677041509504
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- NII論文ID
- 120002159042
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- NII書誌ID
- AN00208315
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- ISSN
- 00181994
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- HANDLE
- 2433/118549
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles