腎嚢胞に対する経皮的povidone iodine注入療法 - 臨床成績の検討 -

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タイトル別名
  • Ultrasound-guided puncture for renal cyst and instillation of povidone iodine

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抄録

23例の腎嚢胞患者に対して, 超音波ガイド下に穿刺後, 10%povidone iodineを注入した.自覚症状のあった14症例中12例で術後に症状が消失した.また, 顕微鏡的血尿を認めた1例では術後に血尿が消失した.術後平均観察期間143日で, 超音波検査あるいはCT scanにて, 腎嚢胞の消失あるいは著明な縮小を認めた(平均縮小率86.6%).合併症としては, povidone iodineの腎周囲への漏出という手技的な原因と考えられるperinephritisによる発熱を1例に認めたが, 他の症例では特に合併症を認めず, またpovidone iodineによると思われる副作用も認めなかった

収録刊行物

  • 泌尿器科紀要

    泌尿器科紀要 34 (10), 1741-1745, 1988-10

    泌尿器科紀要刊行会

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