カルマンフィルターによる火山性磁場変動検出の試み

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タイトル別名
  • An attempt to detect the volcanomagnetic variation by a Kalman filter algorithm

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抄録

火山性の長周期磁場変動を効率よく取り出すための手法の開発を行った。観測時系列は,時間的に滑らかに変動するトレンド,変動周期がおよそ の波群,参照点における地磁気 成分と相関する成分,観測ノイズ,の4つの成分から構成されるとし,各成分に拘束条件を与えて状態空間モデルで定式化し,カルマンフィルターを用いて解いた。この手法を口永良部島で観測された全磁力データへ適用したところ,やや長期の欠測がある場合でも,ある程度の精度で各成分に分解することができ,抽出された観測点毎の変動量から,活動火口周辺直下で熱消磁が続いていることが明らかとなった。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1050282677042043264
  • NII書誌ID
    AN00027784
  • ISSN
    0386412X
  • HANDLE
    2433/129108
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    departmental bulletin paper
  • データソース種別
    • IRDB

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