洪水による被害推定手法の高度化に関する研究

HANDLE オープンアクセス

書誌事項

タイトル別名
  • Development of an Integrated Rainfall-Runoff/Flood Inundation Simulation Model and The Economic Damage Estimation Framework due to the Flooding

この論文をさがす

抄録

本研究では洪水による直接被害(家屋被害,作物被害)の推定手法について述べる.基本的な考え方としては洪水氾濫シミュレーションを構造格子型で実施し,グリッドセルで出力された浸水深情報を詳細なベクトル型データに属性化することにより,家屋一棟一棟、農地一区画一区画毎の経済被害リスクの推定を可能とする.本稿では,まず,滋賀県竜王町により整備されたベクトル型データを用いた家屋・農作物被害推定手続きを紹介する.その後,佐用川流域全体を対象に構造格子で統合型の降雨流出・洪水氾濫同時解析を実施し,これによる浸水深に基づいた経済被害推定を行い,実態の経済被害と推定経済被害を比較する.本稿の経済被害推定手法の汎用性は高く,かつ構造格子型で広域の降雨流出・洪水氾濫解析の有効性を示すものである.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1050282677089950080
  • NII書誌ID
    AN00027784
  • ISSN
    0386412X
  • HANDLE
    2433/129429
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    departmental bulletin paper
  • データソース種別
    • IRDB

問題の指摘

ページトップへ