原因同定に至らず頻回のESWLとTULを施行された不完全型遠位尿細管性アシドーシスの1例

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書誌事項

タイトル別名
  • A case of incomplete distal renal tubular acidosis undergoing repeated treatment by extracorporeal shock-wave lithotripay and transureteral lithotripsy for recurrent urolithiasis
  • 症例 原因同定に至らず頻回のESWLとTULを施行された不完全型遠位尿細管性アシドーシスの1例
  • ショウレイ ゲンイン ドウテイ ニ イタラズ ヒンカイ ノ ESWL ト TUL オ シコウ サレタ フカンゼンガタエンイ ニョウ サイカンセイ アシドーシス ノ 1レイ

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抄録

69歳女.患者は再発性尿路結石症の精査を主訴とした.60歳より1995~2001年にかけて再発性尿路結石症に対して, ESWLを49回, ESWL後に両側U3結石3回にTULを各3回施行されていた.KUBにて両側腎結石・左尿管結石(U3)を認め, 両側尿管にはダブルJカテーテルが挿入されていた.結石分析でリン酸Ca優位であることと, 尿pHが常に6.0以上であることから不完全型遠位尿細管性アシドーシス(RTA 1型)を疑い, 塩化アンモニウム負荷試験を行ったところ, 不完全型RTA 1型と診断された.両側腎瘻造設術を施行し, 残存結石に対してはESWLにてstone freeとした.その結果, 結石の再発は以後, 認められていない

収録刊行物

  • 泌尿器科紀要

    泌尿器科紀要 51 (10), 669-672, 2005-10

    泌尿器科紀要刊行会

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