東海大学病院泌尿器科における尿中分離細菌について 第4報: 1983~1984年の分離細菌とディスク感受性

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  • Statistical studies on bacteria isolated from urinary tract infections (report 4)

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抄録

1983年1月から2年間に, 受診もしくは入院した患者尿中から105個/ml以上検出された細菌について検討した.今回は同一患者からの同一と思われるものは除外したが, 外来で2, 222株, 入院から507株検出した.外来ではE. coliが最も多く, 21.4%, 続いてEnterococcus 11.3%, Proteus sp. 10.4%, P. aeruginosa 10.0%, Alcalignes sp. 5.6%, S. epidermidis 4.2%, K. pneumoniae 3.7%の順であった.入院ではEnterococcus 20.3%, P. aeruginosa 16.2%, E. coli 9.1%, Enterobacter sp. 7.7%, S. epidermidis 7.5%, Proteus sp. 5.0%, S. marcescence 4.9%の順であった.薬剤感受性試験の結果, 前報と比較できる薬剤は限られているが, 外来のほうではそれほど大きな変化はなく, 入院のほうでは主要な菌種にGMの感受性立低下があった.また, NA, TGでも感受性率が低下したものが多かった.新しく採用された薬剤についてはほぼ妥当と思われる成績を得た

収録刊行物

  • 泌尿器科紀要

    泌尿器科紀要 33 (7), 1080-1091, 1987-07

    泌尿器科紀要刊行会

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