真の文明社会と偽の「文明社会」 : 初期バークの思考法

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タイトル別名
  • シン ノ ブンメイ シャカイ ト ニセ ノ ブンメイ シャカイ ショキ バーク
  • シン ノ ブンメイ シャカイ ト ニセ ノ ブンメイ シャカイ ショキ バーク ノ シコウホウ
  • True civil society and false 'Civil Society' : early Burke's mode of thinking

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抄録

はじめに : これまでのバーク(Edmund Burke, 1729-97)研究は, 政界進出(1765)以後のバークを, フランス革命(1789)を境に二分し-国王ジョージ3世の専制を批判し, 政党政治の確立による議会政治の健全化を唱え, アメリカ植民地の主張に理解を示した「自由主義者」=「前期」バーク, それに対して, 主著『フランス革命の省察』(1790)において容赦ないフランス革命批判を展開した「保守主義者」=「後期」バーク-, 「両者は連続しているのか断絶しているのか, 連続しているのなら両者を貫く基本的原理は何か」を問うこと-いわゆる「バーク(のコンシステンシー)問題」-を研究上のスタンダードな図式としてきた。……

収録刊行物

  • 経済学雑誌

    経済学雑誌 98 (1), 80-95, 1997-05

    大阪市立大学経済学会

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