アンリ・ド・レニエ『生きている過去』 : 「名」の悲劇

書誌事項

タイトル別名
  • アンリ ド レニエ イキテイル カコ ナ ノ ヒゲキ
  • Le Passe vivant d'Henri de Regnier

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抄録

I ステファヌ・マラルメの「火曜会」の常連であり、高名なる詩人ジョゼ=マリア・ド・エレディアの婿でもあったアンリ・ド・レニエHenri de Régnier(1864-1936)は、水辺の風景をこよなく愛し、『水の都(La Cité des eaux,1902)』や『ヴェネツィア風物詩(Esquisses vénitiennes,1906)』など、独特の雰囲気をたたえた詩を詠み、また象徴派やデカダンの詩人たちの中にあって、彼らとは一線を画した特異な地位を占めていることで知られている。……

収録刊行物

  • 人文研究

    人文研究 44 (7), 435-455, 1992

    大阪市立大学文学部

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