リグレット関数を用いた組織内調整モデル : 間接的調整と主体均衡(1)

書誌事項

タイトル別名
  • リグレット カンスウ オ モチイタ ソシキナイ チョウセイ モデル カンセツテ
  • リグレット カンスウ オ モチイタ ソシキナイ チョウセイ モデル カンセツテキ チョウセイ ト シュタイ キンコウ 1
  • Coordination model of organization using regret function

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説明

管理コストの削減を「実績」評価によっておこなおうとすれば構成員の目的の近視眼化や組織利用といった反作用がある. 不確実な状況下で調整困難な革新的事業を運営しなければならない管理者にとっては, 戦略目標の明確化とともに, 調整システムの整備が不可欠である. 組織構成主体が職務の遂行自身に効用を見いだす場合, 期待された水準に比較しての職務水準の不足, それの原因となった資源不足はリグレットとなる. リグレットは資源配分量に関して減少関数であり, これを修正しない限り, 管理者の意図とは関わりなく, 組織構成主体は資源を限りなく要求し, 未充足感はモラールの低下につながる. ……

収録刊行物

  • 季刊経済研究

    季刊経済研究 20 (3), 101-112, 1997-12

    大阪市立大学経済研究会

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