建設コンサルタントのプロフェッション化の課題と展望

書誌事項

タイトル別名
  • ケンセツ コンサルタント ノ プロフェッションカ ノ カダイ ト テンボウ
  • Activities toward the Professionalization of Consulting Engineers in Japan

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説明

1 はじめに : 1950年代半ばから、公共事業の多くの設計業務が建設コンサルタントに委託され始め、今日では「『計画』『設計』『工事監理』はもちろん、たとえば行政の基本的な方針である『自治体としてのまちづくり政策』、あるいはその具現化である『基本構想の策定』まで」もが委託されている。その結果、発注者(国や地方自治体など)のインハウスエンジニア(以下、IEと略)は、職員定数の減少に加え、経験不足などから技術水準の低下が深刻化しており、国民の安全にして安心できる生活が脅かされつつある。本来、IEは委託した建設コンサルタント業務の作業経過とその成果物について、指導し、照査する必要がある。……

In 1957, the Diet approved a professional engineers bill that established the position of consulting engineers, mainly consulting civil engineers. However, the Act did not consider the "Gijyutsu-shi” engineers to have exclusive authority. In my opinion, consulting civil engineers should use their knowledge and skills to ensure the safety and well-being of the public. This article studies the history of consulting engineers' activities toward professionalization and the reason for which they were not considered professionals.

収録刊行物

  • 経営研究

    経営研究 61 (2), 59-84, 2010-08

    大阪市立大学経営学会

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