ヘルムート・コールの政治指導 : コール政権前半期(1982~1990年)における福祉政策とその政治(2・完)

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タイトル別名
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  • Politische Fuhrung von Helmut Kohl : Sozialpolitische Entsheidungen in den 80er Jahren

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抄録

III 社会委員会派・SPD・労組による路線変更 : 1984年~1989年 : i 1984年の印刷・金属産業ストライキとDGBの「新しい連帯行動」 : 1984年, コール政権に対する抵抗が本格化する. まずは, コール政権と労組との関係について考察しよう. 1984年, 金属産業を中心とした戦後最大規模のストが巻き起こった. この事件に端的に表れているように, コール政権とDGBは対立関係にあったといえる. 政権発足当初は, とりわけ連邦予算随伴法の可決をめぐって, 労組は政権が「社会政策を経済・金融政策のえさにした」と断じて, 対決姿勢をあらわにした(Jansen 1982:10ff.). ……

収録刊行物

  • 季刊経済研究

    季刊経済研究 34 (1-2), 15-28, 2011-09

    大阪市立大学経済研究会

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