<研究ノート> 閉じこもり傾向にある高齢者の生活空間の拡大を目指した外出支援の取り組み (経営学部特集号)

書誌事項

タイトル別名
  • <Research Note> Practice of Outdoor Support for Extending Life-Space in Community Dwelling Elderly with the Tendency to Housebound (Special Issue of the Faculty of Business Administration)
  • ケンキュウノート トジコモリ ケイコウ ニアル コウレイシャ ノ セイカツ クウカン ノ カクダイ ヲ メザシタ ガイシュツ シエン ノ トリクミ ケイエイ ガクブ トクシュウゴウ

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抄録

type:01 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper

【目的】近隣資産によるコミュニティサービスを活用した外出支援の取り組みが生活空間や近隣との交流度合に及ぼす影響を検証した。【方法】閉じこもり傾向にあるニュータウン在住高齢者15名(平均年齢75.2±5.3歳)を対象に,外出を推進する目的で近隣住民をサポーターとし,1週間に1回,1時間程度,趣味講座などコミュニティサービスをサポーターと一緒に体験する取組みとした。介入前後には生活空間として life-space assessment(LSA),心理状態,運動機能,転倒恐怖感,近隣との交流度合い,主観的健康観を評価した。【結果】介入前後においてLSA,timed up and go test(TUG),近隣との交流度合いに有意に改善がみられた。【結論】近隣資産を活用した外出支援の取り組みが,生活空間の拡大につながり健康への自助意識と地域コミュニティの互助機能に有用である可能性が示唆された。

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