カンキツグリーニング病を媒介するミカンキジラミ(半翅目、キジラミ科)の移動について

書誌事項

タイトル別名
  • Possible migration of the Asian citrus psyllid, Diaphorina citri Kuwayama ( Homoptera : Psyllidae ) between and within islands

この論文をさがす

説明

ミカンキジラミは、その外部形態及び飛翔筋系、生態などから、受動飛翔型の昆虫と考えられる。したがって、その移動は基本的に風任せになると推測される。与論島の島内での移動やカンキツ園内の移動方向はおもに季節風に支配される。また、移動時期はゲッキツの新芽上の成虫密度に依存するものと推測されるため、6-7月、9月、10月の移動が多いものと思われる。また、6-7月の密度上昇期には、下層ジェット気流に乗って九州本土 沿岸にまで長距離移動する可能性もある。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ