トカラ列島における無人島(横当島・臥蛇島)の考古学踏査

書誌事項

タイトル別名
  • Archaeological Survey on the Uninhabited Yokoatejima and Gajyajima Islands, the Tokara Islands, Kagoshima
  • トカラ レットウナイ ニオケル ムジントウ (ヨコアテジマ・ ガジャジマ) ノ コウコガク トウサ

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抄録

トカラ列島12島のうち、考古学調査の実施されていない2つの無人島、横当島と臥蛇島の分布調査を行った。横当島は有史以来、無人島とされる火山島であり、臥蛇島は文献記録上、中世には居住が確認され、1970年以降無人となった島である。踏査の結果、横当島ではいわゆる『南島雑話』の記載通り、沖縄久高島人か奄美の漁民が持ち込んだと思われる19世紀代の沖縄壺屋窯産荒焼の存在が確認され、臥蛇島では古代から近世に及ぶ土器・土師器や徳之島産カムイヤキ、中国龍泉窯系青磁、肥前磁器や薩摩焼および中国清朝磁器などをかなりの数量で認めることができ、臥蛇島の歴史が明らかに文献以前の時代にさかのぼることを実証した。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1050282677514385664
  • NII論文ID
    120005617523
  • NII書誌ID
    AN1013531X
  • ISSN
    13450441
  • Web Site
    http://hdl.handle.net/10232/24841
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    departmental bulletin paper
  • データソース種別
    • IRDB
    • CiNii Articles

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