小・中学生のゲーム機によるネット利用の実態調査と比較研究 : 青森県市街地域と農業・漁業地域、全国(内閣府2011年調査)との比較

書誌事項

タイトル別名
  • Comparative Research of School Children Internet Use through a Game Machine : comparing a city area with agricultural and fishery area in Aomori prefecture, and comparing this research with a nationwide research (the Cabinet Office Research 2011)
  • ショウ チュウガクセイ ノ ゲームキ ニヨル ネット リヨウ ノ ジッタイ チョウサ ト ヒカク ケンキュウ : アオモリケン シガイ チイキ ト ノウギョウ ギョギョウ チイキ ゼンコク ナイカクフ 2011ネン チョウサ トノ ヒカク

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抄録

子どもたちのゲーム機利用が出発点となり、それがインターネット利用者の幅の広がりにつながりつつある社会背景を踏まえ、ネット接続可能なゲーム機が今後のインターネット問題の焦点の一つになるという仮説に基づき、ゲーム機によるネット利用の実態を明らかにする目的で、青森県内の子どもたち及び保護者に対し、質問紙調査を行なった。その結果、①ゲーム機によるインターネット利用は女性より男性が高く、学年が上がるにつれて増加していく点、②ゲーム機によるインターネット利用状況に関し、保護者と子どもの間に意識の差異が認められ、保護者が子どものインターネット利用の実態を十分に把握できていない点、③青森県の市街地域と農村・漁村地域では特段の差は見らず、また、全国調査とも同一傾向を示した点、④ゲーム機のフィルタリング、ペアレンタルコントロールに関し、その認知度、利用、機能設定の状況について低い点、などが明らかになった。

弘前大学教育学部紀要. 107, 2012, p.83-94

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