書誌事項
- タイトル別名
-
- ムロマチ ジダイ ニ オケル カンジオン ノ セイダク ロンゴ コシャホン オ ダイザイ ト シテ
- A study on Sino-Japanese SEI/DAKU of Medieval“ Lunyu(論語)”
この論文をさがす
説明
本稿は、室町時代に書写された複数の『論語』古写本に着目し、それぞれの資料に記入された漢字音の清濁について考察したものである。 『論語』古写本においては、韻書全濁字への濁点加点例のような、清濁の原則に必ずしも忠実ではない場合が多々見られる。さらに、同じ漢字の清濁が資料によって食い違っている場合が存するほか、同じ資料の中でも両様の形が出現する例も散見される。また、「漢語」単位で分析した場合も、やはり清濁の揺れが少なくないことが分かる。 一連の考察から、それぞれの字の清濁とはある程度の流動性を帯びたものであって、韻学的知識などをもとに、絶えず「整備」される性質のものであったことが窺える。
収録刊行物
-
- 弘前大学教育学部紀要
-
弘前大学教育学部紀要 (108), 9-17, 2012-10-31
弘前大学教育学部
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1050282677521227904
-
- NII論文ID
- 120005341821
-
- NII書誌ID
- AN00211590
-
- ISSN
- 04391713
-
- HANDLE
- 10129/5050
-
- NDL書誌ID
- 024291909
-
- 本文言語コード
- ja
-
- 資料種別
- departmental bulletin paper
-
- データソース種別
-
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
- KAKEN