「気になる子」への保育援助をめぐる保育者の認識や戸惑い
書誌事項
- タイトル別名
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- The Recognition and Embarrassment of Nursery School Teachers about Supports for "difficult children"
- キニナル コ エノ ホイク エンジョ オ メグル ホイクシャ ノ ニンシキ ヤ トマドイ
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説明
東北地方の中規模都市において、保育所の保育者を対象に、「気になる子」への意識及びその対応に関する質問紙調査を実施した。その結果、以下の点が明らかにされた。第一に、保育者は、クラス内の集団生活を直接的に乱すことにつながる行動をとる子どもを「気になる子」と認識しがちな傾向にあった。その背景にはクラス単位の保育を志向する保育者の集団主義が影響していると示唆された。第二に、コンジョイント分析の結果、「気になる子」への対応の戸惑いを解消するための相談において重視されたのは「相談頻度」であった。保育者同士が気軽に相談し合えるような保育カンファレンス環境を、園内でどのようにつくっていくかが管理職に求められた。
収録刊行物
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- 弘前大学教育学部紀要
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弘前大学教育学部紀要 (110), 117-122, 2013-10-18
弘前大学教育学部
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050282677521232640
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- NII論文ID
- 120005347040
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- NII書誌ID
- AN00211590
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- ISSN
- 04391713
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- HANDLE
- 10129/5103
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- NDL書誌ID
- 025007428
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- NDLサーチ
- CiNii Articles