青森県産りんごの対ベトナム輸出の状況と課題

書誌事項

タイトル別名
  • The Export of Aomori Produced Apples to Vietnam
  • アオモリ ケンサン リンゴ ノ タイ ベトナム ユシュツ ノ ジョウキョウ ト カダイ

この論文をさがす

説明

青森県産りんごの対べトナム輸出は歴史が古く、1951年からベトナム戦争終了直前まで盛んに行われていた。戦後は、2007年、2008年のWTO 加盟や日本との連携経済協定締結に伴い再開されたが、2011年の東日本大震災で一旦停止、そして2015年に再再開となった。ただし、それは園地登録や有袋といった非関税障壁の条件下でコスト負担の大きいものであり、検疫や通関での手続きの煩雑さや賄賂問題にも直面している。  我々が現地調査したベトナムの若い消費者には、県産りんごは概ね好意的に受け止められており、特に、日本工業製品に対する長年に渡る高い評価と同様に、ベトナム消費者が意識する安全、安心な食品としての県産りんごへの信頼性は現地市場では高い。今後の課題としては、コスト負担の軽減、競争力と共に、偽装問題への対応が求められる。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ