養護教諭のための養護診断開発に向けての課題 : 看護診断からの考察

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タイトル別名
  • Issues and Challenges in Yogo Diagnosis for Yogo Teacher : Consideration from Nuesing Diagnosis
  • ヨウゴ キョウユ ノ タメ ノ ヨウゴ シンダン カイハツ ニ ムケテ ノ カダイ : カンゴ シンダン カラノ コウサツ

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抄録

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養護診断に関しての重要性と必要性が指摘されている。養護診断という言葉を最も多く使用しているのは 杉浦氏である。養護教諭は「児童・生徒の養護をつかさどる」専門職である。養護教諭が教育の専門職とし て,養護診断を理論的に体系化することが求められる。そこで,養護と近接領域にある看護の看護診断につ いて概観し検討することで,養護診断に関する問題点と課題を明らかにした。養護診断を開発するには,ま ず,養護教諭の職能団体や学会が一体となり,「養護とは何か」という養護の定義を明確にすることが重要で ある。次に,杉浦氏は養護診断における診断をAssessmentとしているが,適切な用語を選択するための議論 をし,養護過程をも含め,養護診断を再構築していく必要がある。看護師が看護診断に看護専門職としての 独自の機能を反映させたように,養護診断を確立することで,養護教諭の独自性や専門職性を兄いだすこと ができるものと期待する。

弘前大学教育学部紀要. 92, 2004, p.167-171

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