組織社会学の発展段階に関する一考察(2) -- W.R.スコットの所説を中心に --

書誌事項

タイトル別名
  • A Discussion of the Developmental Phases of OrganizationalSociology : With a Focus on the Theory of W.R. Scott
  • ソシキ シャカイガク ノ ハッテン ダンカイ ニ カンスル イチ コウサツ 2 W R スコット ノ ショセツ オ チュウシン ニ

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抄録

[概要) 本稿はスコットによる組織社会学の展開の段階区分の第二段階と第三段階を概観する。第二段階が理論的分化段階とみなされるのは,この期間にコンティンジェンシー理論,資源依存理論,個体群生態学的アプローチ,取引費用理論,ネオ・マルクス理論,制度学派新社会学的組織論などが続々と登場してくるからである。然るに続く第三段階が一転 して理論的収敏期と見なされるのは,概念的革新努力よりも既存の異質的アプローチ間を総合化 しようとする努力がこの期間に優勢化してくることにある。スコットが重視する各学派とその代表的業績の選択基準および段階聞の移行を促進した理論的背景も注目されるが,その批判的検討は紙巾の関係で次稿に委ねることにする。

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収録刊行物

  • 商経学叢

    商経学叢 46 (2), 1-18, 1999-12-20

    近畿大学商経学会

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