日本唯一のラック式鉄道建設の取り組みを通じて技術者倫理を考える

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タイトル別名
  • ニホン ユイイツ ノ ラックシキ テツドウ ケンセツ ノ トリクミ オ ツウジテ ギジュツシャ リンリ オ カンガエル
  • Consideration on Engineering Ethics through the Efforts for the Construction of the Rack-type Only Railway in Japan

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抄録

大井川鐵道井川線に日本唯一のラック式鉄道がアプト式により建設され,1990年10月に営業運転を開始してから28年が経過した.ここは 90‰(90/1000)の勾配,橋梁,トンネル,半径100m(R100)の曲線が混在するリスクの大きな区間であるが,開業以来,無事故で運行を続けている. このラック式鉄道の計画,建設,試運転そして営業運転に対して中心的な役割を果たしたのは当時,大井川鐵道の取締役副社長・技師長であった白井昭である. 本稿では,白井昭の技術者としての具体的な取り組みに改めて注目しながら,技術者倫理をについて考える.

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