葉脈形成の二つの仮説と数理モデル
説明
われわれを取り巻く自然界の中でも,葉脈はもっともなじみの深い形の一つである.単子葉植物でみられる平行脈と,双子葉植物でみられる網状脈は,代表的な分類であるが,それに加えてさまざまな形態の葉脈が観察される.形 態の多様性にもかかわらず,葉脈にはある共通した特徴がある.それは,ほぼ等間隔あるいはほぼ等周期の分布である.水や有機物を運ぶ経路である葉脈が機能的であるためには,全体にむらなく行き渡っていることが望ましい.葉脈ではその機能を実現するために,同じ太さの葉脈がほぼ等間隔で分布しているようにみえる.しかし葉脈が形成されるメカニズムは,いまだ不明である.
収録刊行物
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- 盛岡応用数学小研究集会報告集
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盛岡応用数学小研究集会報告集 2005 1-6, 2006-01-01
岩手大学人文社会科学部
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050282677652405632
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- NII論文ID
- 120001155408
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles