喀痰吸引等研修指導者と受講者の意識の比較検討と課題

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タイトル別名
  • カクタンキュウイン トウ ケンシュウ シドウシャ ト ジュコウシャ ノ イシキ ノ ヒカク ケントウ ト カダイ
  • The comparative examination and the subject of the consciousness of a leader and a participant in training of phlegm suction

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抄録

喀痰吸引等を指導する立場となる指導者講習を受講した看護職と喀痰吸引等を実施する立場となる喀痰吸引等研修を受講した介護職との意識を比較検討した。 両職共喀痰吸引等(医療的ケア)を行うことがすでに目的となっており、喀痰吸引等を介護職がしなくてもよいようにするのが望ましいと考えていたのは少数であり、機械的に行為をこなし、講習内容の通りチェック表の手順の確認が研修の重要課題となっており、介護教育の重要な対人援助の自覚が乏しくなっている事が分かった。 また、介護職の行う限定された実施範囲では効果的な吸引はできないこと、普段目にすることが無い気管カニューレ内吸引が必須であること、介護職と看護職の2者が関わる経管栄養は業務が煩雑化する事を両職共に自覚する必要があり、看護職の指示の下に行われるこの制度の中に介護職の専門性はないことに介護職は気づく必要がある。

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