自治ICLSコース受講者アンケートにみられる受講前後での理解度と自信の向上についての検討

書誌事項

タイトル別名
  • ジチ ICLS コース ジュコウシャ アンケート ニ ミラレル ジュコウ ゼンゴ デ ノ リカイド ト ジシン ノ コウジョウ ニ ツイテ ノ ケントウ

この論文をさがす

抄録

【目的】ICLSの受講が,蘇生に必要となる基本スキルの理解および手技への自信に対して及ぼす影響を調査し,コース改善への課題点の整理を行う。 【方法】2011年2月~8月に実施された自治ICLSコースの受講者に対し,アンケートを行った。受講者の属性は看護師,研修医,医学部4年生の3種類である。アンケートは基本スキルおよび手技に対する自信について,講習の直前・直後の2回,同一の内容で質問した。 【結果】全体平均では全ての質問項目において得点が上昇し,有意な差がみられた(p < 0.01)。属性別では,医学部4年生の群で有意差がみられない項目があった。BLSは受講経験があるにも関わらず,ICLSの受講後には理解度が上昇していた。 【結論】ICLSを通じて基本スキルや手技に対する自信の向上がみられた。一方,BLSをはじめとした再講習の必要性,医学部学生に対する指導内容の検討などの課題も明らかになった。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ