『竹取物語』研究 : かぐや姫の罪と罰をめぐって
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説明
誰もが知っている古典といえば、『竹取物語』である。竹取の翁とかぐや姫を中心に、難題求婚譚、申し子譚、そして羽衣説話に通じる物語の構成をなしているものである。中には、平安文化を象徴する「あはれ」を思わせる内容も含まれ、『源氏物語』において「物語出来きはじめの祖」と称されるに至っているのは周知のことである。本研究においては、その『竹取物語』について、かぐや姫という存在に焦点をあて、考察している。具体的には、「かぐや姫が翁の元に現れ、再び月の世界へと帰っていくという流離の秘密を探り、かぐや姫が月の世界で犯した「罪」は何か、それに対する「罰」は何かについて考察する」という研究主題を設定し、『竹取物語』の世界観をもとにしながら研究を進めた。最終的には、かぐや姫の「罪」と「罰」について筆者自身の結論を導き出した。
収録刊行物
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- 岩大語文
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岩大語文 14 12-20, 2009-07-04
岩手大学語文学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050282677653719040
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- NII論文ID
- 120001763704
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- NII書誌ID
- AN10424135
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- ISSN
- 09191127
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles