書誌事項
- タイトル別名
-
- Sounding the Conch Horn, Hora-gai in Modern Japanese Life : A Survey in Joetsu City and Nou Town (Northern Japan)
この論文をさがす
説明
法螺貝吹奏は、現代日本の生活では遠い昔の情報伝達手段と思われるが、1970年ぐらいまで新潟県上越市では、伝達手段として日常的に用いられていた。伝達内容はさまざまで、農休日、祭り、冠婚葬祭などである。法螺貝は、清里区の無量寺では「お取越し行事のお知らせ」で、また様々な地域で行われる「さいのかみのお知らせ」で、清里区梨平では結婚式で、三和区では葬式のお知らせで、使用されていた。三和では、現在も様々な意志伝達に法螺貝が用いられている。糸魚川市の能生では、白山神社の春季大祭で楽器として用いられている。本研究では、法螺貝はコミュニケーションの手段として、あるいは楽器として今も用いられ続けていることが確認された。情報伝達技術の進んだ現代にこそ、伝統的な法螺貝吹奏による連絡法の利点は見直されてよい。
収録刊行物
-
- 新潟の生活文化 : 新潟県生活文化研究会誌
-
新潟の生活文化 : 新潟県生活文化研究会誌 23 6-10, 2017-03
新潟県生活文化研究会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1050282677654212352
-
- NII論文ID
- 120006585225
-
- NII書誌ID
- AN10559098
-
- ISSN
- 1345966X
-
- NDL書誌ID
- 028474319
-
- 本文言語コード
- en
-
- 資料種別
- journal article
-
- データソース種別
-
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles