職場内における介護職員の新人研修に関する内容検討 : プリセプターシップに関する調査と特別養護老人ホームの取り組み事例から

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タイトル別名
  • ショクバ ナイ ニ オケル カイゴショクイン ノ シンジン ケンシュウ ニ カンスル ナイヨウ ケントウ : プリセプターシップ ニ カンスル チョウサ ト トクベツ ヨウゴ ロウジンホーム ノ トリクミ ジレイ カラ
  • A study on rookie training for care-workers in the workplace : From the case of Nursing Home for the elderly and research on Preceptor-ship

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説明

要支援・要介護認定者が増加するなか,介護職の人材不足が深刻化している.そのことにより,現場の介護職員の疲弊や士気の低下が進み,やがては,利用者へのケアの質低下を招くことが懸念される.人材確保を強化していくための方策のひとつとして,4 割以上の事業所が,「介護職員の研修を充実させてく」としているが,先行研究をみると,介護職員の研修については問題点ばかりがクローズアップされている. そこで本研究は,介護職員の新人研修に着目し,研修を展開する際の示唆を得るため,次の3 点の目的を設定した.第1 に,プリセプターシップにおける新人介護職員とプリセプターの実態を把握して課題を検討する.第2 に,自己覚知と感性練磨につながると思われる新人研修の取り組み事例を紹介し,その取り組みについて考察する.第3 に,第1 と第2 から得られたことを通して介護職員に求められる新人研修の内容について検討する. 第1 については,プリセプターシップに関して本学介護福祉学科卒業生にアンケートを実施するとともに,実際にプリセプターシップを採用している施設に訪問した際にいただいた資料等から検討した.第2 については,自己覚知と感性練磨につながると思われる新人研修を展開している施設に訪問し,研修担当者への聞き取り調査を行うとともに,関係資料も参考にしながら事例としてまとめた.第1 と第2 から学び得た内容に基づき,新人研修について「三次元構造」で整理することができた.

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