自治医科大学附属さいたま医療センターにおけるジャパニーズスタンダードアレルゲンによるパッチテストの成績のまとめ

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  • ジチ イカ ダイガク フゾク サイタマ イリョウ センター ニ オケル ジャパニーズスタンダードアレルゲン ニ ヨル パッチテスト ノ セイセキ ノ マトメ

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抄録

2008年11月~2010年12月に,当科を受診して何らかの接触皮膚炎が疑われるが明らかな原因物質が容易に推定できない症例に対し,スクリーニング検査としてジャパニーズスタンダードアレルゲンによるパッチテストを施行した。その結果を解析するとともに,本パッチテストで各症例の接触皮膚炎の原因を解明することができるかを検討した。接触皮膚炎疑い患者で1項目以上陽性であった症例は22例中16例の72.7%で,原因が解明したのは22例中5例の22.7%であった。顔のみに皮疹があった症例で原因が解明したのは6例中3例の50%,手のみでは10例中1例の10%であり,手に比較し顔の接触皮膚炎はジャパニーズスタンダードアレルゲンによるパッチテストで原因が解明しやすいと考えられた。特に顔における接触皮膚炎ではジャパニーズスタンダードパッチテストでスクリーニングすることは原因物質確定の一助になると思われた。

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