コンセイユ・デタの今日的地位
書誌事項
- タイトル別名
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- La place contemporaine du Conseil d’Etat
抄録
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フランスの社会において,重要な機関の1つであるコンセイユ・デタは,2つの役割をもっている。1つは行政的・諮問的役割で,もう1つは訴訟的・裁判的役割である。コンセイユ・デタの院長は首相であり,首相が欠けたときは法務大臣が代行するとされている。しかし,彼らは儀礼的なときにしか出席しない。実際は,閣議を経たデクレで任命される副院長が院長の役割を果たす。コンセイユ・デタの編成は大きく2つに分かれ(行政部と争訟部),それぞれの部長によって主宰される。行政部はさらに6つの分会に分かれる。コンセイユ・デタ構成員は,傍聴官,調査官,評定官,副院長からなり,評定官の中に,それぞれの部会長,その下の分会長が存在する。構成員の採用に関しては,多様性がみられる。今日,コンセイユ・デタは,一般利益に仕えるという任務に加えて,市民と公的機関との間の関係において法治国家を確立するという任務も果たすのである。
収録刊行物
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- 比較法雑誌
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比較法雑誌 50 (2), 1-25, 2016-09-30
日本比較法研究所
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050282677674810112
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- ISSN
- 00104116
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB