FRBのQE3と日銀の異次元緩和
説明
サブプライム問題に端を発した世界金融危機に対し、各国の中央銀行は果断な金融緩和で対応した。特に、金融機関支援のために巨額の財政出動を伴った結果、各国の財政事情は急速に悪化し、欧州ではソブリン危機と銀行危機、そして実体経済悪化の悪循環に陥った。追加的な財政措置が困難な中で、中央銀行への期待が強く、伝統的な金融政策の枠組みを大きく超えた非伝統的金融政策が日米において導入された。本稿においては、日米の中央銀行が導入した緩和策の内容と背景を概観し、その効果とリスクについて分析する。
収録刊行物
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- 経済研究所 Discussion Paper
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経済研究所 Discussion Paper 205 2013-05-01
中央大学経済研究所
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050282677692115200
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB