『エフライムのレヴィ人』における立法者
Abstract
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ジャン=ジャック・ルソー(1712-1778)の『エフライムのレヴィ人』(1762)は旧約聖書の『士師記』の翻案である。作品の前半に登場するレヴィ人は『社会契約論』(1762)で論じられている立法者のモデルのひとつとして描かれていると考えられる。ルソーは『社会契約論』で立法者は共同体における例外的存在であると述べているが,レヴィ人もまたイスラエル民族の中で特殊な存在であった。このことを手がかりにして,レヴィ人が立法者としての資質を備えており,作品中では立法者としての役割を果たしていたということを明らかにした。
Journal
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- 人文研紀要
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人文研紀要 81 225-237, 2015-10-30
中央大学人文科学研究所
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Keywords
Details 詳細情報について
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- CRID
- 1050282677692464896
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- ISSN
- 02873877
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- Text Lang
- ja
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- Article Type
- departmental bulletin paper
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- Data Source
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- IRDB