「忘れられる権利」をめぐる攻防
書誌事項
- タイトル別名
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- For and Against “the Right To Be Forgotten”
説明
2012年1月に欧州委員会によって提案された「忘れられる権利」については,インターネット上からプライバシー侵害や名誉毀損のおそれのある個人情報の削除を認める新たなプライバシー権の議論を呼び起こした。本稿は,「忘れられる権利」をめぐる欧米の対立軸を明らかにし,①表現の自由との調整問題,②同意のあり方との関連性,③公私区分との関係について考察する。「忘れられる権利」は法理論上様々な課題を抱えているものの,権利としてのプライバシーを再構築する際の多くの示唆を提供しているように考えられる。
収録刊行物
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- 比較法雑誌
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比較法雑誌 47 (4), 29-66, 2014-03-30
日本比較法研究所
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050282677692526976
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- ISSN
- 00104116
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB