水の国際レジーム―ヘルシンキ規則からベルリン規則へ―

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タイトル別名
  • International Regime of Water
  • ミズ ノ コクサイ レジーム : ヘルシンキ キソク カラ ベルリン キソク ヘ

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説明

本稿は、世界的な水資源不足が問題となっているなかで、国際的な水資源管理に関するレジームの検討を通じて、将来的な水資源のガバナンスのあり方を考察しようとするものである。紀元八〇五年から一九八四年まで、三六〇〇以上の国際水協定が作成されてきたといわれており、その水協定の多くは航行問題に関するものであり、水資源の消費、灌概、漁業、発電など非航行的な利用に関する協定に限ってみると、一八二〇年以降だけでも四〇〇の水協定が存在しているといわれている。本稿では具体的には、一九六六年の「国際河川水の利用に関するヘルシンキ規則」、一九九七年の「国際水路非航行的利用に関する国連条約」、そして「水資源に関するベルリン規則」を検討するなかで、これまでの水資源管理のあり方を考察したい。

収録刊行物

  • 法学新報

    法学新報 121 (7・8), 361-402, 2014-12-22

    法学新報編集委員会

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