韓国人日本語学習者の格助詞の習得に関する研究

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タイトル別名
  • カンコクジン ニホンゴ ガクシュウシャ ノ カクジョシ ノ シュウトク ニ カンスル ケンキュウ
  • A Research on Acquisition of Japanese Particles in the case of Korean Learners

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抄録

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日本語の格助詞は、動詞によって様々な意味役割を取る。本研究では寺村 (1982) の分類をもとに、格助詞と意味役割の分類を行い、それぞれがどのように習得されていくのか、韓国人学習者を対象に質問紙調査を行った。結果を場所性の有無および、起点・中立・着点という観点から分析し、(1) 場所性のある項目には、全般的に「で」を正しいとする誤用が見られる (2) 起点・中立・着点として見た場合、起点の項目が最も難しい (3) 対象の「に」は習得が進むにつれてむしろ誤用が増えるの3点を明らかにした。

紀要類(bulletin)

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収録刊行物

  • 言語科学論集

    言語科学論集 6 37-48, 2002-11-20

    東北大学文学部日本語学科

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