教育情報学研究における質的アプローチの可能性 : 「教育情報」の解釈と分析の事例から

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タイトル別名
  • キョウイク ジョウホウガク ケンキュウ ニ オケル シツテキ アプローチ ノ カノウセイ キョウイク ジョウホウ ノ カイシャク ト ブンセキ ノ ジレイ カラ
  • Possibilities for Qualitative Research in Educational Informatics

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抄録

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指導者と学習者が学びの場で関わり合う中で作用し合う「教育情報」は,単なる物理的な符号としての情報とは異なる意味や価値,そして解釈を担う(野家,2003)点にその特徴をもつ。本稿では,教育情報の定義を「教え学ぶ過程で作用する意味を帯びた知」とし,質的研究方法論及び教育情報に関する概念整理を行った上で,スポーツ領域における分析事例を取り上げ,教育情報がいかに学びの場で生起しているのか,その質的な側面に焦点を当てた考究の可能性について考察を試みた。考察の結果,質的アプローチが教育情報学研究において現象の意味や価値を問う点で有用な方法論であり得る点が示唆された。

To reap greater benefits from qualitative research method in educational informatics, a key step will to recognize and accept different views of knowledge that underlie between quantitative approach and qualitative approach. From this perspective, this paper focuses on possibilities to use qualitative research method in educational informatics to describe, interpret, and verify phenomenon of human beings.

紀要類

論文

2388879 bytes

収録刊行物

  • 教育情報学研究

    教育情報学研究 (5), 19-32, 2007-03

    東北大学大学院教育情報学研究部

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