Clostridium sordelliiのレシチナーゼの一次構造に関する研究

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抄録

2001235017

C.sordelliiのレシチナーゼ遺伝子csaをクローニングし,一次構造を決定することによって,1)csa遺伝子は1197ヌクレオチド,399アミノ酸残基からなっていた.2)他のClostridium属レシチナーゼとの比較から成熟蛋白は371アミノ酸残基から成り,28アミノ酸残基のシグナルペプチドを有していると考えられた.3)csa遺伝子検出の為のPCR法を開発し,C.sordellii 22菌株について検討した結果,レシチナーゼ反応陽性21株全てがcsa遺伝子を保有し同陰性1株は当該遺伝子を有していなかった,との結果を得た.以上の結果は培養性状,生物学的性状,更に遺伝学的にも類似するC.sordelliiとC.bifermentansは,同時に分子系統樹上同一グループを形成する遺伝子学的に類似するレシチナーゼを有することを示している

原著論文

金沢大学医第2外科

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