外国で開発された対人援助プログラムが日本で普及するときにおこること〜Community Reinforcement and Family Training(CRAFT)の場合〜

機関リポジトリ HANDLE オープンアクセス

書誌事項

タイトル別名
  • What happens when care service program that was developed in foreign country becomes widespread in Japan ─ a case of CRAFT─

抄録

2010年に厚生労働省班研究は社会的ひきこもりへの介入方法としてCommunity Reinforcement and Family Training(以下,CRAFT)の適用可能性を示唆した。CRAFTとはアルコール依存や薬物依存などの問題をもつ本人が治療を拒否する際に,まずはその家族を支援することで本人を治療に結びつけるプログラムである。CRAFTは優れた治療成績が実証されており,世界中で用いられている。社会的ひきこもりの場合も本人が支援を求めることは少ないため,CRAFTの応用的適用が期待される。しかし2018年現在日本でのCRAFTの普及は緩やかで研究も少ない。外国で開発された他の対人援助プログラムを見ても,日本での普及のされ方は同様の緩やかさのように感じる。本研究ではCRAFTを例に,外国で開発された対人援助プログラムが日本に普及されていく際にどのようなことがおこるか,専門家へのインタビュー調査を元に質的に分析することを目的とした。またその結果から,外国で開発された対人援助プログラムを日本に普及する際にどのような要因に配慮すればよいか考察を加えた。

論文

収録刊行物

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ